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BML 2006年4月から開始された「ワンセグ」。BMLは「ワンセグ」を支える技術です。

BREW(Binary Runtime Environment for Wireless)とは、その名の 通り実行環境(Runtime Enviroment)です。
2001年1月にQUALCOMM (www.qualcomm.co.jp)社が発表しました。
現在、BREW を搭載するMSM チップを採用するキャリアは AU です 。

ソフトウェア実行環境として他には JRE(Java Runtime Enviromen t) というものも有名です。
JRE は Java の実行環境です。

皆さんも既にご存知の通り、携帯電話に通話以外の高機能の搭載 が始まったのは i モードからになります。i モードのサービスは 1999年に開始されました。当初、iモードとはiモード網(通信パケ ット網)を指していましたが、現在は i アプリに代表されるアプ リケーション実行環境を指していることが多いように思えます。

その i モードの実行環境に採用されたのが JRE でした。

最初に Java が正式に世の中にでてきたのは 1996 年になります 。 当初は、ブラウザ上で動作するアプリケーションの実効環境とし ての期待が先行していました。

2001年に i モード用に携帯電話上で動作する Java の実行環境が 提供されました。その環境で動作するアプリケーションが i アプ リです。しかし、携帯電話で動作する i アプリには当時の Java がPC 上でも抱える問題を内包していました。 それは動作が遅いという 問題です。理由は Java の実行環境の構成理念にあります。Java は 1990 年当時ソフトウェア開発の問題点と思われていた問題を クリアする為に生まれた言語です。 それまでの既存の言語の問題点を クリアするために以下のような特徴を持っています。

 1)オブジェクト指向言語
  ↑それまでの構造化言語よりはソフトウェア開発が容易にな ると考えられていました。
 2)リソース操作の容易さ
  ↑ファイルや、メモリ等のリソース管理に関してある程度の 曖昧さを許容します。
 3)Write Once, Run Anywhere
  ↑一度実行モジュールを作成してしまうとどのような環境で も実行が可能となりました。他の言語では再コンパイル が必
   要になります。

他にもいろいろありますが、詳しくは Java を解説した文書をお 読 みください。
#私には Java の解説はできません。

このうち、3) の特徴が実行スピードを落とさせる大きな原因とな っ ていました。通常、ソフトウェアはそのプラットフォーム(OS)に 最適 なように生成されます。それは CPU に取って最適というのとほぼ 同 義です。しかし、Java は 3) の特徴を保持するために、JRE と呼 ば れる実行環境にプラットフォーム依存吸収層を持たせました。そ の 差異吸収層があることで、3) の特徴を実現しています。つまり Java で作られたソフトウェアは本当に CPU で動作する前に一旦 処
理が必要だと言うことです。この問題は現在ではかなり改善され ていますが、Java 1.0 がリリースされた当初は大きな 問題でありました。 同じ問題が携帯電話上で起きていたのです。

歴史は必ず教師になります。

BREW はそのような Java の問題点を解決する実行環境として世の 中に リリースされました。しかも、Java の 3) の特徴を保持していま す。
では、BREW はどうやって 3) を実現したのでしょうか。それは Q ualcomm がプラットフォームを独占するという方法で実現しました。つま り、 Qualcomm の提供するチップ(MSM)を利用することで、通信モジュ ール + 実行環境を提供したのです。通信モジュールを持つメーカがア プ リケーション実行環境したことで、「Write Once, Run Anywhere 」が 実現されました。

こうすると差異吸収層は不要です。最下位のレイヤまで全てが均 一で あるためです。したがって、BREW は CPU に依存したソフトウェ アを 生成することができました。

これが BREW です。

BREW は実行環境ですが、一般的に BREW と言った場合、BREW 環 境が 提供する API を含める事が多いです。その広義の BREW という言 葉を 含めると BREW は他にもいくつかの特徴を持っています。

 ・勝手アプリの製作が不可能
  ↑Qualcomm はアプリケーションの配布の際に Qualcomm の試 験の通過を必須としました。
 ・携帯電話の中核情報の抽出が可能
  ↑勝手アプリの存在を拒否したことにより、いわゆる作法を 無視した無法アプリケーションが存在する余地が無くな りまし
   た。この事を利用して、Javaでは利 用する事ができない携帯電話内部の中核情報まで操作す る方法を提供することが
   可能になっていま す。

このように BREW はいろいろな特徴を持ちます。